肝臓とひともんちゃっく

ど素人のテイスティングノート

イチローズモルト 07年 2013 清里 フィールドバレエ 31th アニヴァーサリー

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私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。

さて、今日のウイスキーは・・・

清里 フィールドバレエ 31th アニヴァーサリー」

酒の詳細

項目
蒸留所 秩父蒸留所 (Chichibu)
ブランド イチローモルト (Ichiro's Malt)
ボトラー -
PB/シリーズ 清里 フィールドバレエ 31th アニヴァーサリー
(Kiyosato Field Ballet 31th Anniversary)
蒸留年 2013
瓶詰年 2020
熟成年数 07
バーボン?
カスクNo -
度数 63.4%
総ボトル数 680

飲んだ環境

項目
場所 BAR P
日付 2021/04
グラス グレンケアン
開封状態 開封後1ヶ月以内
残量 1/4ぐらい
容量 15ml

付帯情報

  • 清里の奇跡」と謳われる至高のシリーズ
    • 25th は白州
      • バレエの力強さを表現するために、山崎50年もバッティングされているという噂もあるとか無いとか
    • 26th〜29th が羽生原酒+川崎グレーンのブレンデット
      • 羽生原酒は年数-1、(26thの場合は25年)
      • 川崎グレーンはどれも40年
    • 30thが白州30年で15本しかこの世に無い
    • 31th(今回)が初の秩父原酒のシングルモルト
  • フィールドバレエ 第31回の演目「白鳥の湖」のイメージに合わせてバッティングした、シングルモルトです
    • 白鳥の湖のストーリーの軸となる。「白と黒」、「善と悪」の対比をイメージし、「ノンピート原酒とピーテッド原酒」をバッティングしたそうだ
    • バッティングは、肥土社長監修の元、ブランドアンバサダー の吉川氏によって行われたそうだ

ノート

お気持ち

  • 「カラッと晴れた春の朝に森林浴していたら眠ってしまい、起きたら夕方で湿気が増え、雨が降りそうになっていた」 みたいな変化を楽しめるボトル🌲
  • 過去清里イチローモルトの中では一番私好み ❤️ (特にモルティーさが)
  • ピート原酒配合だが、ピートの主張はそこまで多くない
  • 7年熟成と言われているが、もう少し熟成された原酒が混ぜられてる気がする (想像です)
  • 最初は「甘と酸」主体の優等生な味わい、徐々にモルティーな香ばしさが、最後はピートや渋みが出てくる変化、まさに「白鳥の湖
    • この味の変化を意図的に実現したのだとしたら神業と言っても過言ではないだろう
    • 秩父ウイスキー祭りの時は面白い "オネイサン" だと思っていたが、素晴らしいブレンダーだった事に驚き!!
  • イチローモルトの木の強い酸みたいな味は控えめ
  • 味はしっかりしているのに、飲み疲れしない優しい感じあり、変化も楽しめるので飲み飽きない

  • 麦わらぐらいでしょうか (店内が暗いのでなんとも)
  • 透明感あり

  • グラスから離れていてもリンゴ系のフルーツ香が漂う
  • 刺激臭は無く、穏やだがしっかりと語りかけてくる様相
  • さらに近づけると、リンゴっぽさからもう一歩濃くなり、黄色いフルーツ(アプリコットや黄桃系)の香りも入ってくる
  • フルーツ香に慣れてくると、奥からバーボン樽らしいカスタード系のクリーミーさが現れる
  • さらに時間が経つとモルティーさ、全粒粉ビスケットや少々焦がしたパンの様な香りが感じ取れる
    • ピート原酒と言われているので、ピートの香りを探したが強いピート感はなく、良く焼いたパンぐらいの香ばしさ
  • イチローモルトの特徴的な針葉樹っぽい香りは、今回はかなり控えめだが、裏にうっすら感じる

  • 要素は香りとほぼ変わらず
  • 味は一口目から舌の上ではっきり捉えることができる
  • 63%だが、アルコールの刺激はそこまで強く感じず
  • 液体はゆったり流れ落ちる、オイリーまではいかないがスラスラ流れるわけでもない
  • 口内を覆うように広がる幸福感の片鱗も見える (あくまでも片鱗)
  • 酸味 と 甘味 がバランス調整をしている印象で、若干酸味が優勢
  • イチローモルトらしい、スット抜けるミント感は健在
  • 煮つめたリンゴ系のフルーツとモルティーさが相まって、ちょっとリンゴの酸が強めのアップルパイの様
  • 奥の方で、慣れ親しんだイチローモルトの針葉樹っぽい木の味やバニラカスタードの甘みが下支えしている

余韻

  • 中〜長
  • 徐々に酸が隠れ、モルティーさが強くなる、穀物のコクと渋みが露出してくる
  • 余韻に来てようやく優しい焚き火感みたいなピートの片鱗が見えた

おまけ

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