イチローズモルト 秩父10年 THE FIRST TEN / THE FIRST / 15年 THE FINAL VINTAGE OF HANYU
私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。
さて、今日のウイスキーは・・・
「イチローズモルト 秩父10年 THE FIRST TEN/THE FIRST/15年 THE FINAL VINTAGE OF HANYU」
今日は、3つ飲み比べ
飲んだ環境
項目 | 値 |
---|---|
場所 | BAR J |
日付 | 2020/11 |
グラス | - |
開封状態 | 多分開封2日ぐらい |
お気持ち総括
- 今回は秩父10年 THE FIRST TENを記念して、BAR Jさんで頂いた三種飲み比べ
- 一週間毎日開店時に酒屋に通っていたが、たまたま仕事で行けなかった金曜日に発売され買えなかった ピエン🥺
- イチローズモルトは、ちゃんと脳みそ使って飲み始めてからはあまり経験が無い
- 全体的にヒノキというか、新しい木材の香りと味がする
- 新築の家の檜風呂で一杯やっている感覚
- あまり表現として良くないかもしれないが、私の経験上は叔母の葬儀の時に感じた棺桶が蘇る
- 実際の材料から考えればオークなんだろうけど、スコッチに感じるウッディーよりもっと酸味があって尖ってる、針葉樹って感じがする
- 木とばかり言って、イチローズファンに怒られそう💦
- 3種類の中では THE FIRST がパンチがあって好きだった
- 度数もさることながら、ダークベリー系の酸味でジャブ入れてくる感じがGOOD!
- THE FIRSTは、31種類のバーボンバレルのブレンドのようです
- THE FIRST TEN は3年より綺麗で万人受けするタイプに感じた
- これは、もう少し瓶熟させたら化けるのでは?
- おうちでまったりしみじみ飲むならこれが一番か
- ボトルで持っておきたいタイプ (まぁ、そもそも買えるなら3種とも欲しいけど...)
- 羽生は、焦げっぽいピート(?)感があり、木の感じがもう少しまろやかでオークっぽい香りに
- 一番複雑味があって気になる一品
- とにかくいろんな味がするが、全体的のトーンは低め(どの味も尖らない)
- バランスが取れているかと言うと?、個々に主張している感じもあり
- 研究のため一本ボトルで欲しい
- 一番複雑味があって気になる一品
- 羽生はボトルの模様の中にシラコバトが隠れています、今回のは5匹
- 私の写真から判別できるか?💦
- 15年ボトルが リリースされるたびに一匹ハトが増えていたようです
THE FIRST
酒の詳細
項目 | 値 |
---|---|
蒸留所 | 秩父蒸留所 |
蒸留年 | 2008 |
瓶詰年 | 2011 |
熟成年数 | 03 |
樽 | バーボンバレル |
度数 | 61% |
ノート
香
- ヒノキ系の新しい木の香り
- 結構強めの刺激
- 低い熟成年数や、ニューポットに感じる、アルコールのあの香り
- 茹でた野菜の様な香り
- ハーブっぽさ少々
- 時間が経つとクリーミーさ、バニラ感が出てくる
味
- 木をかじっているような、おがくずのような木の酸味
- 木の酸味とは別にダークベリー系で強めの酸をまだらに感じる
- タンニンとは違う、木をかじっているような苦味
- 麦の甘みが下支えしている
- オレンジの皮系の柑橘
余韻
- 長い
- 舌にしびれが残る
- 白い木のスパイシー
- スーッとするミントっぽさ
秩父10年 THE FIRST TEN
酒の詳細
項目 | 値 |
---|---|
蒸留所 | 秩父蒸留所 |
シリーズ | イチローズモルト |
蒸留年 | - |
瓶詰年 | 2020 |
熟成年数 | 10 |
樽 | - |
度数 | 50.5 |
ノート
香
- ヒノキ系の木の香り
- 若いレーズンの様なダークベリー感が少々
- 茹でた野菜系の香りが少々 (3年ほどは無い)
- 黒蜜感少々
味
- 綺麗な木、雑味のない木
- 3年と比べるとまるくなった感じ
- 麦の甘み
- 3年と比べるともっと全面に出てきている
- 軽く塩気あり
- ハーブっぽさが見え隠れ
- 粘性小、羽生や3年と比べるとシャバシャバ
余韻
- 中程度〜長め
- ずっと綺麗な木
- 落ち着いたミント感
15年 THE FINAL VINTAGE OF HANYU
酒の詳細
項目 | 値 |
---|---|
蒸留所 | 羽生蒸留所 |
シリーズ | イチローズモルト |
販売 | - |
蒸留年 | 2000 |
瓶詰年 | 2015 |
熟成年数 | 15 |
樽 | - |
度数 | 46.5% |
ノート
香
- 他2つと比べると、やや木の感じはおとなしい
- 針葉樹感ではなくクリーム・バニラ感があり広葉樹っぽい木
- でもやっぱりヒノキもいる
- 干し杏を噛んだ様な香り
- 若いレーズンの感じも少々
- 焦げっぽいピート感
- ピートを炊いているとは思えないので、樽のチャーの感じなのかも?
- 後半、溶剤っぽいバブルガムサイダー味のような香りが少々
味
- 甘い木、砂糖漬けにしたオーク
- 焦げっぽいピート感が存在
- わずかと言うほどわずかでも無く、主張はせず、アクセントとして絶妙に活躍している
- ハーブ感、薬草感が下支え
- 後半柑橘感も出てくる
- 後半バブルガムサイダー味が少々
- 小児用風邪薬とまではいかないが、変わった甘みと香りが後半出てくる
- 度数は低いが粘性あり、オイリー
余韻
- 中程度
- アンティーク家具のようなおとなしめの木の感じ
- バブルガムサイダーがずっと出たり消えたりして気になる
あとがき
最近思うこと
「ジャパニーズウイスキーは高すぎ、ボッタクリ、こんな売り方は辞めるべき、適正価格じゃない」
みたいに、ジャパニーズウイスキーの高騰に対して卑下したり、ディスられているのを見る、
意見は様々なので特段これと議論するつもりは無い
私も、高いと思うし、味はスコッチの方が好きだ
飲める機会がどんどん失われて寂しさも感じる
でもさ、
「自国の商品が、世界的なブランド戦略に成功し、より高く付加価値が付くことは素晴らしい」
と喜ぶべきことだと思うんだよね?
適正値を勝手に評価して、出る杭を打とうとする奴隷根性な思考は
自身の首を真綿で絞めていると思うんですよ
これは、誰かに言っているのでは無く、
買う立場になると自分もこのようなネガティブな思考に陥る事があるので、自分への戒め