ロバートバーンズ シングルモルト
私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。
さて、今日のウイスキーは・・・
「ロバートバーンズ シングルモルト」
酒の詳細
項目 | 値 |
---|---|
蒸留所 | アラン蒸留所 |
ブランド | ロバートバーンズ (Robert Burns) |
ボトラー | - |
プライベートボトル | - |
シリーズ | ロバートバーンズ シングルモルト |
蒸留年 | - |
瓶詰年 | - |
熟成年数 | - |
樽 | - |
カスクNo | - |
度数 | 43 % |
総ボトル数 | - |
飲んだ環境
項目 | 値 |
---|---|
場所 | 自宅 |
日付 | 2021/02 |
グラス | グレンケアン |
開封状態 | 開けたて |
容量 | 30ml |
WB
公式ページ
公式テイスティングノート
アロマ 蜂蜜、タフィーをかけたピーカン、フレッシュな夏のフルーツの甘くてクリーミーな香り。 豊かなモルトと豊かなバニラの香りの完璧な組み合わせが、美しく爽やかで滑らかな口当たりを形成しています。最初は軽やかで甘く、その後スパイスとオークの香りが続きます。 ヘーゼルナッツとミルクチョコレートの余韻が残る、クリーンでフレッシュな味わい。詩のようなリキッドであり、吟遊詩人に乾杯するのに最適な一杯です。
輸入代理店のページ
付帯情報
ノート
お気持ち
- 酒屋さんに「Arranもいいけど、こっちのロバート・バーンズ結構ウマいんだよ」と雑談の中でオススメ頂いた一品
- 存在は知っていたものの、今まで私の中で一度も気に留めたことが無かったので俄然興味をもった
- 多分今回勧められなければ、一生買うことも飲むことも無かったであろう
- 好感を持っている相手に勧めて頂いた物ってとても気になるんだよなぁ
- 存在は知っていたものの、今まで私の中で一度も気に留めたことが無かったので俄然興味をもった
- 価格も3000円少々なので、お安め
- 年数表記が無いので結構若い厳守も混ざってるのかな?
- DISTILLERS LTD. ARRAN て書いてあるので、まだARRAN蒸留所だったころの物か? ロックランザ表記の物が今後出てくるのか気になるところ
- ロバート・バーンズの名前と写真でボトル出しちゃうのは中々ずるいね!
- ボトルの前を通る度に、「こっちみんな」って思ってしまう.
- オーバン14年OBと結構味が近いように思った
- オーバン14年OBを少しマイルドに、特に柑橘感をマイルドにしてかき氷のメロンシロップを数滴垂らした様なイメージ
- 教えて頂いた酒屋さんが好きなボトルは、「オーバン」とか「プルトニー」との事だったのでなんとなく近いモノを感じた
- 多分、ストレートで飲むより水割りとか炭酸割りとかの方がうまそう
色
- イエロー
- 透明
- 粘性小
香
- 穏やかに語りかけてくる
- みかんの花から取った蜂蜜を使ったお菓子
- 食玩のオマケのガムみたいな、薄めたかき氷のメロンシロップの様な香りが特徴的
味
- 甘みと酸味が拮抗してバランスを保っている
- 渋みはほぼ無いが、後味に少々感じる
- 塩気も少々
- 多少舌にまとわりつくぐらいの粘性があり
- 食玩のオマケガム味
- 柑橘系の薄いオレンジ
- 生姜っぽい刺激もある
- ハーブ、草っぽさも少々あり少しミンティーさも感じる
余韻
- 短い
- 食玩オマケガムは常に付きまとう
- 雑味のあるシリアル感が残る
グレンモール 1978 ゴードンマクファイル オリジナルカスクストレングス
私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。
さて、今日のウイスキーは・・・
「グレンモール 1978 ゴードンマクファイル オリジナルカスクストレングス」
酒の詳細
項目 | 値 |
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蒸留所 | グレンモール (Glen Mhor) |
ブランド | グレンモール (Glen Mhor) |
ボトラー/PB | ゴードンマクファイル (Gordon & MacPhail) |
シリーズ | オリジナルカスクストレングス (Original Cask Strength) |
蒸留年 | 1978 |
瓶詰年 | ? |
熟成年数 | ? |
樽 | ? |
カスクNo | ? |
度数 | 63.2 % |
総ボトル数 | ? |
飲んだ環境
項目 | 値 |
---|---|
場所 | BAR M(N) |
日付 | 2020/11 |
グラス | - |
開封状態 | - |
容量 | 15ml |
WB
付帯情報
ノート
お気持ち
- グレンモール結構好みかもなと薄々感じていたが、これを飲んで確信へ変わった
- ジンワリウマい系
- 余計な香味を全部削いで、麦・穀物系に一点集中している感じが良い
- 麦感を邪魔しない、出過ぎないピートがより味を引き締める
- リフィルシェリーっぽいけど、あまりシェリー感は無い
- ランク付けみたいな事はしたくないが、過去飲んだボトルの中でも私の好みベスト10とかに入りそうだ
- 次にバーに行った時にはボトルが空いてしまっていた... またどこかで出会ったら飲みたい
香
味
余韻
ブナハーブン 30年 1968 ザ・ファミリーシルバー
私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。
さて、今日のウイスキーは・・・
「ブナハーブン 30年 1968 ザ・ファミリーシルバー」
酒の詳細
項目 | 値 |
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蒸留所 | ブナハーブン (Bunnahabhain) |
ブランド | ブナハーブン (Bunnahabhain) |
ボトラー | - |
プライベートボトル | - |
シリーズ | - |
蒸留年 | 1968 |
瓶詰年 | 1998(?) |
熟成年数 | 30 |
樽 | - |
カスクNo | - |
度数 | 40.0 % |
総ボトル数 | - |
飲んだ環境
項目 | 値 |
---|---|
場所 | BAR N(M) |
日付 | 2020/11 |
グラス | - |
開封状態 | - |
容量 | 15ml |
WB
ノート
お気持ち
- 度数は低いが、味はしっかり
- 程よい酸味と優しい甘さ、琵琶っぽい香りが特徴的か
- 程よいダークフルーツとモルティーさのバランスが素晴らしい
- ブナハーブンって、ちょい地味な蒸留所だけど、大概うまいよなぁ
- ずっとハイプループを追いかけて来たけど、最近度数低いのに癒やされる事が増えてきた
- BAR C マスターの教えを信奉し、購入するボトルは10年後瓶熟させて飲むことを前提にハイプルーフを買うことが多いが、今開けて飲む用に度数低いのも欲しくなってきた
- そんなこんなで最近は、BAR Jで飲んで気に入った グレングラッサ30年 42%を買いました、まだ定価で買えるんだなぁ これが売れないのマジで謎
香
- カラメル
- 青りんご
- 琵琶
- スパイシー
- 酸味のあるレーズン
- 紹興酒
味
余韻
- 中程度
- ベリーティー
オールドマッカラン、旨味の秘密はパクサレットってマジ?
はじめに
タイトルは今流行りのネット記事風に思わせぶりに書きましたが
初めに言っておきますが、マッカランがパクサレット使っていたという証拠は一切無いです!!!
背景
マッカランは何故こんなにも味が変化したのかという話をBAR Aのマスターとしていまして
マスターから、「昔はパクサレットを使っていた、それが禁止になって味が変わった説もある」
と教えて頂いたので、調べてみた
(※調べたと言っても、いつもどおりネットの記事を拾い集めてまとめただけなので、間違いを見つけたらこっそり教えて下さい)
パクサレットって何?
名前の由来
- スぺイン語発音では「パハレテ」と呼ぶ
- 名前は地域の呼称から来ている
- シェリー酒の産地ヘレスから北東に行った場所を昔はパハレテと呼んでいた
- その地域の修道院で作られていた強化ワインを「パハレテ」と呼ぶようになった
どんなもの?
- 質の低いオロロソシェリーに以下のモノを混ぜて商品化したもの
- 味はクリーム シェリーの廉価版
- 1980年代のパクサレットは、タンニン、エステル、特に酸を豊富に含んでいた
- 色は非常に濃い
- 当初は高品質の甘くて自然なデザートワインだったようだが、後期はブレンドされた甘口(エンド)で酒精強化されたバルクワインへと進化した様だ
- 1999年の法改正でパハレテそのものが独立した区分とはならず、マラガワインなどの一部に組み込まれたことなどからブランドとしては衰退
ウイスキーとの関係?
- 1850年以来 シェリー樽の確保が難しくなってきため、英国の樽工房では何度か使った古樽を再活性化させるための手法の一つとしてパクサレットを染み込ませて使っていた時代があったようだ
- スコッチウイスキー協会が1980年代後半から1990年代前半にパクサレットの使用を禁止したそうだが、公式な証拠は無い
- 1990年に、水とカラメルE150a以外の添加物の使用が禁止され、その時点でパクサレットを含むシェリーワインとのブレンドは事実上禁止さた
その他
- 近年だと、「カスクタイプ:ワイン・トリーテッド・バット」として発売されることがあるみたい
www.musashiya-net.co.jp www.musashiya-net.co.jp e-singlemalt.co.jp
まとめ&お気持ち
- 要するに、シェリーと称してパクサレット塗って味濃くしていた時代が1990年代まで許されていたって話
- 思いの外、結構最近までやってたんだなぁという印象
- 実際にどこの蒸留所がやっていたとか、どこのボトラーがやっていたとか詳細はわからないが、樽屋がやってたなら相当数流通していそうっすね
- マッカランがやっていたのか、やっていなかったのか、「信じるか信じないかはあなた次第です」
- 確実に今までシェリー熟成だと思ってパクサレットを口にはしているんだろうなぁ〜
- 旨くなるなら
ワイン・トリーテッド・バット
でもパクサレット樽
でもなんでもいいけどわかるようにさえしてくれたら飲むで(^q^)
参考ページ
ダフトミル 12年 2007 シングルカスク
私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。
さて、今日のウイスキーは・・・
「ダフトミル 12年 2007 シングルカスク」
酒の詳細
項目 | 値 |
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蒸留所 | ダフトミル (Daftmill) |
ブランド | ダフトミル (Daftmill) |
ボトラー | - |
プライベートボトル | - |
シリーズ | 2007 SINGLE CASK (JAPAN) |
蒸留年 | 2007 |
瓶詰年 | 2020 |
熟成年数 | 12 |
樽 | バーボン |
カスクNo | 037/2007 |
度数 | 60.1% |
総ボトル数 | 226 |
飲んだ環境
項目 | 値 |
---|---|
場所 | 自宅 |
日付 | 2020/02/05 |
グラス | リーデル <ソムリエ> コニャックV.S.O.P. |
開封状態 | 麻屋商店の詰め替えボトル |
容量 | 15ml |
公式ページ
2007 Single Cask (Japan) - Daftmill Distillery
WB
付帯情報
- ローランドの新星
- ダフトミル2005が初のシングルモルト
- ダフトミル農場に建設され、農閑期の夏と冬のみ蒸留が行われるため、生産数が限られている
- 元々一般販売はするつもりなかったらしい
- 加水タイプと、シングルカスクが発売される
- UK版やEU版等、リージョン毎にカスクナンバーを変えて販売されるのが特徴
ノート
ぼくとダフトミル
- 当初は「最近出来た蒸溜所っすね、期待してまーす」「新参者の割には高いっすねー」ぐらいの気持ちでいた
- 酒売り場でボトルを見ることはあったが、「どっかバーで一回飲んでみてから、今じゃない」と思ってスルーし続けていた
- 初めてダフトミルを飲んだのは BAR J
- 初見の時は、以下の結構特徴的なボトルに紛れて飲んでいたため、「結構うまいね、流行りのトロピカル系、人気でそうじゃん」ぐらいの印象でその後記憶から消してしまった
- ある日秩父のスタンプラリーを一緒に回っていたウイスキー戦士から、「知人がダフトミルに注目をしているんだよね」という話を聞き、BAR Jで飲んだ記憶が蘇る
- その後 BAR Cでこのボトルを再確認、加水版も飲んでみて普通にうまかった
- BAR Jで飲んだ時は南国フルーツ感を全面的に捉えていたが、落ち着いて飲むと私の好きなモルティーさもしっかりあってとても気に入った
- この時は、アイドルの卵を見つけたような気持ちでいた
- 将来「この蒸留所は人気がない頃から注目してワシが育てた」ぐらいの老害丸出しのセリフを吐くアップを始め、何本か集めようと誓った
- そんな気持ちは、このボトルを調べているうちにかき消えた。海外では既に爆発的な人気だったのだ
- 美空ひばりに「おばちゃん(歌)上手だね」と発言する近藤真彦を見た時の様な、こっ恥ずかしい気持ちでいっぱいになった
- 「人気があるからお前の目にも触れるようになったんだよクズ野郎、調子にのるな」と耳元で妖精👽が囁いている
- 結局このボトルがまだ買える店を見つけることはできなかった
- ある日ウイスキー戦士が麻屋さんに量り売りが残っている事を発見してきた
- 再度スタンプラリーがてら秩父へ
- 私はまだ「ボトルで手に入れるぞ」という気持ちから少し抵抗したものの、ダフトミルを獲て黄金に輝くウイスキー戦士を見て、何か置いていかれるような気がして慌てて量り売りを買った
- そんなこんなで我が家に来た、『ダフトミル 12年 2007 シングルカスク 量り売り』です
お気持ち
- ダフトミルの素晴らしさを認知したボトル
- バニラ・カスタード感と、🥭や🍌等の、甘い系トロピカルフルーツが絶妙にマッチした味
- わかりやすいフルティーさと甘さを兼ね備え、万人ウケしそうな流行りの味
- 特徴的なのは、🌴葉っぱ🌴の様な青臭さと後に抜けるちょっとスーッっとする感じ
- ベースには、しっかりしているが棘や雑味の無いふくよかなモルティーさが支えている
- 近所の酒屋さんの話によると、「ついこの間まで加水版入れてもずっと残ってたんだけどねぇ、次は多めに発注してみるよ」とのこと
- 今後発売されるシングルカスクは、はたして買えるのだろうか...
- 手に入る時には買っていなくて、欲しくなったときには手に入らないトラウマ から、ダフトミル 2009 サマーリリースを、海外サイトに張り付いて狙っていたが...
- 海外の戦場は過酷でした...
- 毎年ビンテージ入で、サマー, ウィンター, シングルカスクが販売されるので、コレクター魂に火を灯す
- そして、どなたか余っている『ダフトミル シングルカスク』ありましたら 、多少色をつけるので
🙏譲ってください🙏
香
- バニラ, カスタード
- プリン
- 南国甘い系フルーツ
- 青いバナナ
- ミンティー
- セメダイン
- 時間経つと、柑橘系が強めになってくる
- 後半洗剤感も出てくる
味
- バナナプリン, マンゴープリン
- パパイヤ
- バニラ, カスタード
- ふくよかで厚いモルト
- 柏餅の葉っぱ
- 厚手の南国の木の葉っぱ
余韻
- 中〜長
- ミント, ハーブ感
- 草っぽい苦味
グレングラント OVER 5 YEARS
私の名前はモンチャック、
二つ名など無いただのサラリーマンでございます、
私が取り扱う題材はオサケ、主にウイスキーでございます。
さて、今日のウイスキーは・・・
「グレングラント OVER 5 YEARS」
酒の詳細
項目 | 値 |
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蒸留所 | グレングラント (Glen Grant) |
ブランド | グレングラント (Glen Grant) |
ボトラー | - |
プライベートボトル | - |
シリーズ | - |
蒸留年 | - |
瓶詰年 | - |
熟成年数 | OBER 5 YEARS |
樽 | - |
カスクNo | - |
度数 | 40 |
総ボトル数 | - |
飲んだ環境
項目 | 値 |
---|---|
場所 | BAR M(N) |
日付 | 2020/11 |
グラス | グレンケアン |
開封状態 | - |
容量 | 15ml |
ノート
お気持ち
- グレングラントは、似たようなボトル大量にありすぎて、何時・何処で出た何か全然わからん
- プロが見たらわかるんだろうけど、まったくわからん、1958年〜1960年ぐらいのものじゃないかと思ってるがわからん
- 写真から詳細知っている方はコメント下さい
- グレングラントは後から調べるの大変だから、隅々まで写真を取っておけとあれほど...
- プロが見たらわかるんだろうけど、まったくわからん、1958年〜1960年ぐらいのものじゃないかと思ってるがわからん
- 飲んでたときはG&Mだと思ってたけど、写真で見直したらオフィシャルボトルで、イタリア Giovinetti 輸入の物っぽい
- 飲んでたときは 5 YEARS OLD だとおもっていたが、 OVER 5 YEARS なんですね、5年以上の原酒がヴァッティングされてたのかな?
- 5年だと思ってこの日の一杯目として雑に飲んでしまってすいませんでした💦
- グレングラントはシェリーが多いけど、たまに出会うこういうシェリー感無いやつも好き
- グレングラント好きだけど、近年のオフィシャルボトル飲んだこと無いのでいい加減飲んでおきたいところ、ボトラーズは良く飲むんですけどね
- 度数が低く、穏やかな癒やし系モルティー
- 昔のボトルは、度数低くて液体が緩くても、「水っぽい」とか「シャバシャバ」ではなく味にモルトの旨味みたいなのはしっかり感じるんだよねぇ
- グレングラントに感じる線香や燃やした藁のような香りが薄っすら感じ取れて一安心
- グレングラントにしては、生姜っぽさやドライオレンジ感が感じ取りやすいのがこのボトルの特徴に感じた
香
- リンゴ
- クリーム
- パイナップル・洋梨
- 生姜
- 線香・藁
味
- モルティー
- 粘性はほぼ無く、サラサラの口触り だけどシャバくは無い
- ドライリンゴ
- 若干の塩気
余韻
- 中〜長
- 薄めたモルティー
- ドライオレンジっぽさと、生姜っぽさが残る
フレーバーホイールを考える2
概要
- 今回は、フレーバーホイール(マップ)に登場する8つの代表フレーバーが、製造工程の何処で発生するのか、を調べてみた
- 私は専門家ではないので、間違っていても責任は取らない
- (誤りを見つけたらこっそり教えて下さい)
前回の記事はこちら
ウイスキーができるまで
- ざっと製造工程を図にしてみた
工程とフレーバーのマッピング
- 要するに結論
お気持ち
- 硫黄 (サルファリィ)が曲者で、各工程で発生したり消えたりしている
- 人によっては嫌われる傾向にあるが、こいつが意外と風味を活かしたり殺したり変化させたり働いてると思う
- 硫黄は経年で消えていくフレーバーのようなので、「🙈が出てダメだった]なんてボトルは10年後ぐらいに飲んでみたらきっと化けてると思う🦧
- 私的には良い意味で「硫黄っぽい香りしますね」って発言して嫌な顔されたことがあるので、硫黄を感じても発言は控えよう!!
- ウイスキーの味は樽が全てという樽強硬論をたまに耳にするが、その樽でどう変化できるかは酵母や原料に結構左右されてるんじゃ無いかなと思う
- 人の人生も人生70年からすれば、社会人になってからがほぼ全てだが、学生までの20年によって後半の50年はかなりハンドリングされるよねというイメージ
- 蒸留相 (フェインティ) と表現される、はちみつ, 皮革, タバコ, 汗, プラスチック このあたりの香りになる原因みたいなものは、しっくり来る説明がなかなか見つからなかった...
- クライヌリッシュ等は蒸留器のネックを洗わない事で、独特のオイリーさやワクシーさを出すらしいという話を聞いた事があったので、当然 蒸留相 (フェインティ) 扱いになるのかと思っていたが、フレーバーホイールだとワイン相(ワイニー) にいるんだよなぁ
ノート
収獲/製麦/糖化
発生するフレーバー
穀物相 (シリアル)
- こいつは単純に原料由来のフレーバー
- 日々品種改良により置き換わる
- 近代の物は一つの穂から収獲できる実の量がふえているが、味は軽くなる傾向のようだ
- 当然ながら収獲効率を考えると、生産者からすれば近代種が好まれる
- オールドボトルのマッカランがもてはやされる理由の一つだったりする
- 「ゴールデンプロミス以外はマッカランじゃない!!」などと言われるアレ
- 麦の品種の移り変わりはま、暇な時にまたまとめてみたい
泥炭相 (ピーティー)
- 麦芽を乾かす際に、使われる燃料由来のフレーバー
- 泥炭自体の構成物質も、産出される場所によって結構違う
- アイラ島等は、貝殻や海藻
- 内陸部は、灌木や草木
- フェノール値(ppm)として表されたりする
- 同じフェノール値でも、フロアモルティングするか製麦工場で作るかで結構風味が変わるとのこと
発酵
発生するフレーバー
- 硫黄相 (サルファリィ)
- 果実相 (フルーティー)
- 草花相 (フローラル)
硫黄相 (サルファリィ)
果実相 (フルーティー)
草花相 (フローラル)
補足
つまり、使ってる麦も相当影響与えるなぁ...
蒸留
発生するフレーバー
- 蒸留相 (フェインティ)
減衰するフレーバー
- [-]硫黄相 (サルファリィ)
蒸留相 (フェインティ)
- 名前から、蒸留由来の香りを表しているんだろうが、どういう理屈で発生するのかよくわからなかった (誰か教えて)
[-]硫黄相 (サルファリィ)
- 硫黄化合物は蒸留時に、銅と触れると現象する
- 蒸留速度を遅くする -> 銅と多く触れる -> 硫黄化合物が多く取り除かれる
- 蒸留速度を遅くする -> 銅と触れる機械が減る -> 硫黄化合物が多く残る
- ポットスチルが大きい -> 銅と多く触れる-> 硫黄化合物が多く取り除かれる
- ポットスチルが小さい -> 銅と触れる機械が減る ->硫黄化合物が多く残る
熟成
発生するフレーバー
- 木香相 (ウッディー)
- ワイン相 (ワイニー)
- 硫黄相 (サルファリィ)
- 草花相 (フローラル)
減衰するフレーバー
- [-]硫黄相 (サルファリィ)
- [-]草花相 (フローラル)
木香相 (ウッディー)/ワイン相 (ワイニー)
- ようするに樽のフレーバー
硫黄相 (サルファリィ)
- リチャー(硫黄で殺菌)時に樽に残る香り
[-]硫黄相 (サルファリィ)
- 酸化により経年で減っていく
- 蒸発により減っていく
- 樽に施したチャーの炭素層との反応で吸収される
- 硫黄が減ると、果実相 (フルーティー)を感じ取りやすくなるとのこと
草花相 (フローラル)
- オークを焼くことで発生するグリニンがアルデヒドに変化
- 熟成期間が短いと出やすいとか
[-]草花相 (フローラル)
- 熟成によるアルデヒドは酸化し減退してゆく